2024年10月度定例会

開催日2024年10月22日

10月の定例会では、旧Derwentユーザ会の参加報告や知財・情報フェアの情報共有が行われました。特に生成AIの活用が注目され、AI機能を搭載したツールの最新動向が紹介されました。また、今月から「生成AIを活用したIPLの実践」についてのワーキンググループ活動がスタート。各メンバーが生成AIの利用環境や活用状況を共有し、その後3チームに分かれて今後の進め方を議論しました。2020年に実施した炊飯器を題材としたIPLが生成AIの力でどのように進化するか、今後の活動が楽しみです。

2024年9月度定例会

開催日:2024年9月10日

今回は個人研究発表が2件+IPLに関する座談会に加えて、WGにテーマ決めという盛りだくさんの内容となりました。個人研究発表でも座談会でもIPLが中心となり、IPLに関して熱心な議論が行われました。

INFOPRO 2024で発表しました。

INFOPRO 2024(第21回 情報プロフェッショナルシンポジウム)にて、当会の会長が「再公表特許廃止による調査分析での注意点-日本特許件数の集計と出願動向把握-」というテーマで発表しました。

抄録
2022年1月以降,特許庁が日本語PCT出願の国内移行情報である再公表特許を廃止したことにより,再公表特許を利用した件数集計ができなくなった。近年は,PCT出願の利用を増やす日系企業も見受けられ,再公表特許廃止の影響は大きくなっている。このような背景により,PCT出願を含む日本特許の出願件数を正確に把握するには,制度,検索システムを理解し,目的に応じて件数集計することが重要となっている。

以上から,日本EPI協議会では,日本特許の件数集計において再公表特許の廃止による影響を調べるとともに,望ましい集計方法を研究した。

詳細は↓を御覧ください。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jkg/74/Special_Issue/74_2024-022/_article/-char/ja

2024年7月度定例会

開催日:2024年7月30日

本日の議題は、個人研究発表では、MARKLINESを使用した分析事例の紹介や新設された特許分類の付与傾向についての報告が行われました。

また、今年のWGテーマが議論され生成AIを活用したIPLやIPLの座談会の実施が決定されました。

2024年6月度定例会

開催日:2024年6月4日

今月もWG活動で取り組むテーマについて議論を行いました。AIツールに注目が集まりましたが、AIと言っても生成系のAI、機械学習・クラスタリング・概念検索など、いろいろな活用がありますね。後日投票を行いテーマが決まりますが、おそらくAI系に関しては何かしら取り組むことになるかと思われます。

2023年度のWGの活動の成果をINFOPRO2024で発表します!。無料なので、興味ある方は是非聴きに来てください。EPI協議会(JEA)の発表は7月5日の午後です。

「再公表特許廃止による調査分析での注意点 ー日本特許件数の集計と出願動向把握再公表廃止の影響ー」

2024年5月度定例会

開催日:2024年5月10日

今月は活動年度が切り替わるため、WG活動で新年度に取り組みテーマについて議論しました。要望が多かったのは、ChatGTPを含めたAI系ツールの活用やCGCにも関係するIPランドスケープに関するテーマでした。来月も引き続き検討して、取り組みテーマを決めていきます。

2023年度にWG活動の一つとして取り組んだ「再公表廃止の影響」について、7月に開催されるINFOPRO2024での発表に向けて2月から検討しておりました。メールでの意見交換を含めて活発な議論が行われ、5月上旬までに発表申請、予稿集原稿提出と着々と準備が進められております。

2023年度総会

開催日:2024年5月10日

対面プラスTeamsのハイブリッド形式にて、総会を開催しました。

 総会ではまず、2023年度の活動実績の報告、役員留任案の提示、2023年度の会計報告と監査結果報告がなされ、それぞれ全員全員の賛成で承認されました。活動実績においてChatGTPをテーマとした勉強会が専任者以外にも聴講者を招いての開催になったことは特筆点でした。

そして、2024年度会長から活動計画案が説明されました。引き続き、例会、ワーキング活動、勉強会の3部構成で定例会10回を行います。ワーキングテーマは年2テーマ以上とし、1テーマは外部発表を視野に入れて選定します。

また、2024年度にはINFOPROでの発表も予定しており現在準備中です。

活発な議論の後、活動計画案も全員全員の賛成で承認されました。

2024年3月度定例会

開催日:2024年3月4日

2024年7月開催のINFOPRO2024(INFOSTAのシンポジウム)で、再公表特許発行中止の影響について、発表案ベースに活発な討議を実施しました。発行中止前後でのDBでの収録対象の相違や発行中止後の公開系公報での集計の注意点などを具体的な事例に示しながら基づいて発表する予定で、次回以降も検討が継続されます。
個人研究発表では「企業の知財活動に寄与する環境整備」「After the 炊飯器」。前者は、導入ツールを活用した分析テンプレートの検討・設定することで効率化・精度均一化とクイックレスポンスの効果が期待できるとのことでした。後者は、2021年7月号INFORSTA会誌「情報の科学と技術」に掲載し炊飯器を題材にしたIPL検討WG活動結果のその後の動向の紹介でした。身近な家電のため、新たな機能として特許出願されていたパッククッキングの話題は盛り上がりました。

2024年2月度定例会

開催日:2024年2月5日

2024年7月に開催のINFORPRO(INFOSTAのシンポジウム)への発表会への参加有無と発表の内容について活発な討議を実施しました。

討議の結果、JEA活動を多くの方に知ってもらうためにも発表会へのエントリーが決定しました。発表内容としては2022年に発行が中止された再公表特許による公開系公報での集計の注意点や、グローバル化によりPCT出願が増加、などの候補があり、次回以降も引き続き検討する予定です。

今月は個人研究発表やWG活動は行われておりません。

2024年1月度定例会

開催日:2024年1月12日

個人研究発表は2テーマ発表されました。1つ目のテーマ「生成ALによる要約、要旨、要点」はchatGTP3.5とcopilotを用いて「要約、要旨、要点」を生成させ、AIの違いやプロンプトの違いにより生じる生成結果の特性を整理したというものです。二つ目のテーマ「公報URLのリンクチェック、およびリンクNG発生状況の把握」では、特許検索システムのベンダーが提供する公報URLにリンクNGが発生しているかを自動でチェックするVBAを作成し、リンクNGの発生状況を把握されました。