2025年3月度定例会

開催日:2025年3月11日
3月の定例会では、久々に勉強会が開催されました。生成AIツールが組み込まれたツール、Patentfiled AIRについてベンダーさんに機能を紹介していただきました。従来から教師有りのAIツールは組み込まれていましたが、生成AIプラスされました。特許分類付与や要約機能はもちろんですが、出力設定を細かくプロンプトで指示することが可能です。今年度は生成AIを活用したIPLの実践について研究を進めていますが、知財業界においても、生成AIの活用がますます増えていきそうです。

2025年2月度定例会

開催日:2025年2月6日

2月の定例会では、主にワーキンググループ活動を行いました。ワーキンググループのテーマは引き続き「生成AIを活用したIPランドスケープ(IPL)の実践」です。3つのチームにて前回の検討をさらに進めました。各チームともIPLに対する生成AIの取り組みアプローチが異なるため、最終報告会での発表が楽しみです。

なお、議論が白熱したため、3月に予定していた最終報告会は5月に変更することになりました。

2025年1月度定例会

開催日:2025年1月10日

1月の定例会では、個人研究発表、ワーキンググループ活動などを行いました。個人研究発表では、生成AIに対して与えるデータソース(テキスト、Web、ファイル)ごとに、対応状況の報告と生成AIを利用した分類付与(グループ化)を試行した結果に対する報告がありました。WG活動のテーマは、「生成AIを活用したIPLの実践」です。3つの炊飯器メーカの立場に立ったチームに分かれ、前回の検討をさらに進めたが、今回は、時間の都合で各チームの検討結果の報告ができなかったので、次回の検討を踏む目、次回以降に報告することになりました。

2024年12月度定例会

開催日:2024年12月12日

12月の定例会では、個人研究発表、ワーキンググループ活動などを行いました。個人研究発表ではPCT出願の各国への移行情報、さらには移行国での公報発行をタイムリーに取得するためのSDI検索手法が紹介されました。
WG活動のテーマは、先月からスタートした「生成AIを活用したIPLの実践」です。現在のところ生成AIの回答はどのぐらい正しいか、プロンプトの違いや生成AIのバージョンで得られる情報はどのぐらい違うのか、生成AIは何が得意で何が不得意なのかといった点に注目して皆で試行錯誤しています。上手な活用の仕方が見つかることに期待です。

2024年11月度定例会

開催日:2024年11月14日

11月の定例会では、各社が使用している特許情報データーベースにおけるAIや検索に関する情報を共有しました。特に特許庁が2021年7月以降、拒絶理由通知条文情報を標準データではなくエクセルで提供するようになったことに対する各社特許情報データーベースの対応を確認しました。
ワーキンググループ活動では「生成AIを活用したIPLの実践」では、3チームに分かれて生成AIを使用し、試行錯誤のうえ検証を行いました。IPL活動に生成AIを効果的に使用する方法や注意点が報告され、今後も各チームで活動を進めていきます。

2024年10月度定例会

開催日2024年10月22日

10月の定例会では、旧Derwentユーザ会の参加報告や知財・情報フェアの情報共有が行われました。特に生成AIの活用が注目され、AI機能を搭載したツールの最新動向が紹介されました。また、今月から「生成AIを活用したIPLの実践」についてのワーキンググループ活動がスタート。各メンバーが生成AIの利用環境や活用状況を共有し、その後3チームに分かれて今後の進め方を議論しました。2020年に実施した炊飯器を題材としたIPLが生成AIの力でどのように進化するか、今後の活動が楽しみです。

2024年9月度定例会

開催日:2024年9月10日

今回は個人研究発表が2件+IPLに関する座談会に加えて、WGにテーマ決めという盛りだくさんの内容となりました。個人研究発表でも座談会でもIPLが中心となり、IPLに関して熱心な議論が行われました。

INFOPRO 2024で発表しました。

INFOPRO 2024(第21回 情報プロフェッショナルシンポジウム)にて、当会の会長が「再公表特許廃止による調査分析での注意点-日本特許件数の集計と出願動向把握-」というテーマで発表しました。

抄録
2022年1月以降,特許庁が日本語PCT出願の国内移行情報である再公表特許を廃止したことにより,再公表特許を利用した件数集計ができなくなった。近年は,PCT出願の利用を増やす日系企業も見受けられ,再公表特許廃止の影響は大きくなっている。このような背景により,PCT出願を含む日本特許の出願件数を正確に把握するには,制度,検索システムを理解し,目的に応じて件数集計することが重要となっている。

以上から,日本EPI協議会では,日本特許の件数集計において再公表特許の廃止による影響を調べるとともに,望ましい集計方法を研究した。

詳細は↓を御覧ください。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jkg/74/Special_Issue/74_2024-022/_article/-char/ja

2024年7月度定例会

開催日:2024年7月30日

本日の議題は、個人研究発表では、MARKLINESを使用した分析事例の紹介や新設された特許分類の付与傾向についての報告が行われました。

また、今年のWGテーマが議論され生成AIを活用したIPLやIPLの座談会の実施が決定されました。

2024年6月度定例会

開催日:2024年6月4日

今月もWG活動で取り組むテーマについて議論を行いました。AIツールに注目が集まりましたが、AIと言っても生成系のAI、機械学習・クラスタリング・概念検索など、いろいろな活用がありますね。後日投票を行いテーマが決まりますが、おそらくAI系に関しては何かしら取り組むことになるかと思われます。

2023年度のWGの活動の成果をINFOPRO2024で発表します!。無料なので、興味ある方は是非聴きに来てください。EPI協議会(JEA)の発表は7月5日の午後です。

「再公表特許廃止による調査分析での注意点 ー日本特許件数の集計と出願動向把握再公表廃止の影響ー」