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   updated:2011.6.17
日本EPI協議会 創立30周年記念
特許価値評価シンポジウム 2011
     
特許を活用するための技術的価値評価手法を考える
  昨今、企業を取り巻く環境は大きく変化しており、知財部門にも大きな変革が求められています。
ベンチャー企業を含め事業規模を問わず、企業価値を高めるために、無形財産である知財活用が急務になっています。更には事業戦略や研究開発戦略にリンクした知財戦略を立案することが重要であり、例えば、他社とのベンチマークとして、権利の強み弱みといった当業界における自社の位置づけを可視化し、自社の研究開発戦略や知財戦略を立案する際に活用するといったことが行われています。 

  知財を活用するためには価値を評価することが肝要であり、評価手法としていくつかが提案されています。例えば、明細書の品質特性に注目したり、審査・審判情報や(被)引用情報を元に算出した技術的価値評価、法的価値評価があり、又経済的価値評価手法としてはコストアプローチ、マーケットアプローチ、インカムアプローチや経験則アプローチ等が使用されています。ただ、特許の価値はいかに活用するかで大きく変化するため、活用の目的に応じて適切な手法を用いることが必要です。 

  今回のシンポジウムでは、このような背景を受け、主に技術的価値評価に注目し、事業や研究開発における特許情報を活用する目的を明確にした上で、価値評価をどのような観点で行うかについて、我々の検討結果及び具体的事例をもとに論議を深めていきたいと考えています。
 開催日時:平成23年 平成23年 6月17日 (金曜日) 9:45〜16:40
 場所  :国立科学博物館 講 堂 (上野)
 定員  :100名 当日参加者 97名
 参加費 :5000円/名 (昼食代は含みません)  
      なお、本シンポジウムは営利目的のイベントではありませんが、
      会場借用等の諸費用をまかなうために有料にしました。

プ ロ グ ラ ム
第1部
9:45-11:45
開会のご挨拶
日本EPI協議会会長 堀越 節子
9:45-9:50
基調講演
「知的財産評価:経営戦略の視点から」
大阪工業大学 知的財産学部 知的財産学科
林 茂樹 教授
9:50-11:05
研究発表
「特許を活用するための価値評価」
日本EPI協議会 佐藤 みゆき
11:05-11:45
<昼食>     11:45-13:15
第2部
13:15-15:00
発表3件
「自社特許棚卸しにおける保有特許群の現状把握及び最適化」
(株)パテントリザルト 本田和広 様
13:15-13:50
「俯瞰解析手法を用いた事業戦略策定に資する研究開発活動の事前・事後評価手法」
(株)創知 中村達生 様
13:50-14:25
「技術情報、マーケット情報の側面からみた特許の価値(仮称)」
TechnoProducer(株) 五丁龍志 様
14:25-15:00
<休憩>     15:00-15:30
第3部
15:30-16:40
発表2件
「研究開発テーマ発掘における特許情報と特許評価」
信越ポリマー(株) 国司洋介 様
15:30-16:05
「住友重機械における発明評価システムの概要」
住友重機械工業(株) 見上孝一 様
16:05-16:40
  閉会